アクセスいただきありがとうございます。本年も残すところわずかとなりました。
今年の振り返りを大きくまとめてみました。
①2、4月、太陽光パネルのリサイクル処理施設見学とレポート作成
②4~8月、5年目に入った千葉県袖ヶ浦市での有機無農薬の米作り
③4~11月、酷暑と発電所除草作業の長期化/重労働化
④10月15日、第一太陽光発電所が運転開始10周年
⑤11月10日、こども教育支援財団シンポジウムで気候講演
おかげさまで、2024年10月15日にエコロジア第一太陽光発電所が運転開始より10周年を迎えました。
今号では、これまでの振り返りと今後の思いをまとめました。
裏面では、前回記事でもご紹介した「太陽光パネルリサイクル施設の見学」レポートのダイジェストを紹介しました。
毎回、この発電所だよりは地域の回覧板に入れてもらいご覧いただいています。
これまでは、A3判2つ折りの印刷でしたが、今回からはA4両面印刷で文字を大きくし、簡潔に見やすくすることにしました。
11月10日(日)に東京・明治記念館にて開催された、公益財団法人こども教育支援財団主催 環境教育シンポジウムにおいて、「地球沸騰化の時代と私たちの行動」というタイトルで講演を行いました。
シンポジウムに先だっては、子ども作文コンクール表彰式と環境教育ポスターコンクール表彰式が行われ、全国の小中高校生の受賞者、保護者、関係者、来賓など約150名ほどが参集する晴れやかの場でした。内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞、環境大臣賞など受賞作品はどれも驚くほどレベルが高く、感性と表現力がずば抜けた子供たちが全国から集まっていました。
講演中、こうしたハイレベルの子どもたちから向けられた真剣なまなざしがとても印象に残りました。
参加者には小学生も含まれるという事前情報で、難しそうなグラフ類は使用せず、写真、イラスト、動画などイメージ中心にスライドを組み立てました。
講演の概要は、参考までにキースライドのダイジェスト画像を下に貼り付けました。
「私たちの行動」のパートでは、一般社団法人FUKKO DESIGNが有志の専門家とまとめた「気候変動アクションガイド」と国立環境研究所が提示している「脱炭素型ライフスタイルの選択肢」の57項目、「じぶんごとプラネット」を中心に紹介しました。実践的な内容なので、講演後にぜひ詳細情報にアクセスして欲しいと思い、お持ち帰り資料としてA4用紙1枚を配布してもらうという方法を採りました。受賞者の子供たちが、帰宅後に保護者と学びを深め、保護者も子どもたちの未来の環境がつらいものにならないよう、できる行動で効果の高いものから選択して広げていってほしいと願います。
ライブラリに、「太陽電池パネルのリサイクル処理施設 見学レポート.pdf」をアップロードしました。
このレポートは、私がNPO法人太陽光発電所ネットワークの一員として、2024年2月1日に株式会社浜田の東京・京浜島エコロジセ ンターの太陽光パネルリサイクル施設を見学コーディネーションをしたこと、ならびに2024年4月15日 にClimate Reality Project Japanの有志で同社 京都PVリサイクルセンターの見学コーディネーションを行ったことを通じて、取りまとめたものです。
太陽光発電の拡大の一方で発電所の役目を終えた後の廃棄、処分における大規模 なトラブルを想起させます。SNS等においてメガソーラーを中心に以下のようなネガティブ・キャンペーンを 行っている投稿を時折みかけます。
主なものに、
● 太陽光パネルの廃棄処分技術はまだ確立されてなく、近い将来、大量の不法投棄や放置 が蔓延するだろう
● 不法投棄等により太陽光パネルから有害物質が流出して環境汚染につながる
● 太陽光パネルの大量廃棄により既存の埋め立て処分場が逼迫し産業廃棄物処分全体に悪 影響を及ぼす
等があげられます。
これらに対して、現状や処分の現場の取材を通じて、根拠のある適正は反論や問題の考察を行ったものです。
12ページにおよぶ報告書ですが、写真や図版がちりばめられており、読みやすい内容になっているかと思います。