☆ 自走式草刈機の導入


第一発電所は365坪、第二発電所は530坪もの敷地面積です。

この広い土地に旺盛に雑草は繁茂し、放っておくと太陽光パネルを覆ってしまい発電量の損失にもつながります。

その対策はもっぱら人力による草刈りで、舗装、防草シートの敷設や除草剤の散布など周辺環境へ悪影響を及ぼすことをしない運営方針をとっています。

この草刈りは、電線管や架台の支柱を損傷したり、小石をはねて太陽光パネルを割ってしまうなどのリスクがあるために、今のところ外注をせずに社内工数だけで行ってきました。

最初は電動刈払機を使いましたが、夏草の太い茎には太刀打ちできず、化石燃料のガソリンを使ううしろめたさは若干ありましたが、パワーのある2サイクルエンジン式刈払機に切替え、草刈り効率をあげました。それでも、直径40cm程度の円盤状の回転刃の首振り運動では、1日4、5時間かけても1発電所の4分の1くらいの面積しか刈れず、2つめの発電所を終わるころには、最初の発電所は全く草刈りをしなかったかのように草ぼうぼうの状態に逆戻りといったイタチごっこを繰り返し、昨今は大変モチベーションが下がっていました。

 

この状態をなんとか打破しようと、色々とネットを検索し、たどり着いたのがハイガ―産業の自走式草刈機(HG-CK165B)でした。

8月2日に群馬県邑楽郡千代田町にあるハイガ―産業本社まで出かけて行って、実物を見せてもらい、詳しい説明を受けました。

その場で、オプションの内刃を入れても10万円しないお手頃な価格で購入しました。

 

これを草丈の伸びてしまった第二発電所に持ち込み、本日、梱包を解き、組立てて、エンジンオイル、ガソリンを入れて始動させ、実際に使用してみました。

草陰にところどころ砕石などが隠れている敷地なので、念のため刈高を最高の7.5cmにセットして、30m以上の距離を往復しながらバリカンのように幅61cmでまっすぐ刈っていったのですが、法面を除いてこの機械で刈れるところは3時間程で刈ることができました。

のこった法面と架台下の雑草はわずかな面積なので、あとでこれまで使っていた刈払機を使えば良く、作業の見通しが付きました。

また時折、高速回転のバーナイフに石が当たりますが、カバーがあるので外に飛散せず安全でした。

 

自走式なので、Uターンするとき以外はあまり力を使わないで済み、以前の刈払機での回転刃のヘッドを振り回し続ける疲労はほとんど感じないで済みました。

下の写真が草刈りの様子です。あまりの威力の違いにもっと早く導入していればという思いと、これからの草刈りがはかどり大変楽しみという思いが交錯した1日でした。

 

自重が60kgということと、ハンドルや車輪を分解して自家用車に積み、もう1つの発電所に移動させるのは現実的ではないようです。

第一発電所への移動のために軽トラをレンタルしたり買ったりするより、もう1台買うほうが安そうなのでそうする予定です。

 

前面接道部分

最前列架台と2列目架台の間

2列目と3列目の架台の間