☆ 太陽電池モジュールの表面ガラス割れ

 昨年末の12月16日、第一発電所にて日常点検の見回りをしていたところ、架台左端のモジュール1枚が変色していることに気づきました。近づいてみると、表面ガラスが一面蜘蛛の巣状に粉々に割れていました。(写真参照)

 

急ぎ、メーカーであるLooop社に連絡したところ、そのままでは内部回路への雨水の浸透によるショート等、問題の拡大の恐れがあるため、交換品を送ってくれることになりました。12月22日に代替モジュールが到着し、日没後に交換作業を実施しました。

ガラス割れの原因は、Looop社コンタクトセンターに写真を送付し鑑定してもらった結果、数万枚に1枚程度発生する、強化ガラス製造上の不良(微細な傷等)と経年劣化による「自爆」との見解を得ました。その見極め方は、ひび割れの起点に「蝶の羽のような文様」があるかどうかとのことで、確かに今回それが確認できました。(下の写真参照)

カラスのいたずらで石を落とされたなどの要因ではなく、製造側の責任によるものと分かりました。交換は保険適用によって実施され、新たな費用が発生することはありませんでした。

「自爆」点の拡大
「自爆」点の拡大

今回は、数万枚に1枚というケースに「当たる」貴重な経験ができました。早期発見のおかげで事故につながることもなく、また発電ロスも全くなく、手間はかかりましたが無償で新品モジュールに交換できました。

いづれにしましても、日常点検の重要性はこういうところでも実感させられます。